Di2デジタルカスタマイズ・レバースイッチ役割変更
シマノDi2ではシフトレバー(スイッチ)の役割を簡単に変えることができます。
右レバーでフロントディレイラーを操作して、左でリアにもできるし、右指が不自由だ
ったら左だけで全ての変速をすることも可能になります。
ビギナーが戸惑うことの一つに、リアレバーは大レバーで軽くなるけど、フロントレバーは小レバーで軽くなるという矛盾からも開放されます。
各自の使い勝手にカスタマイズできるのは楽しいですね。
今回のカスタマイズのご要望は、冬の分厚いグローブだと誤操作しがちなのでその対策です。
普通のワイヤー式STIレバーはブレーキレバー自体が変速レバーですが、Di2ではブレーキレバーはブレーキのみです。内側に二つのレバースイッチXとYで行ないます
。
つまりワイヤー式では2レバーなのですが、Di2では3レバーなので奥のスイッチはグローブによっては押しにくいのです。
シンクロ変速してるので、基本、リアのシフトダウンとシフトアップがあればOKです。それを左右ともに手前のYスイッチにして、奥のXスイッチは左右ともフロントに割
り当てます。
つまりシンクロのシフトアップとダウンを左右のレバーの手前スイッチYで行ない、押しにくいXスイッチはフロント強制のときのみしか使わない設定にするのです。
レバーの左右で、シフトダウンとシフトアップどちらにするかが自由ですが、実際のギヤは外側(右側)がハイで、内側(左)がローなので、右レバーがトップ側へのシフトアップで、左レバーがローへのシフトダ
ウンにしました。
手前のYスイッチがリア用で、奥のXスイッチはフロントでやはり右がシフトアップで、左がシフトダウンに割り当てます。
自転車のジャンクションAとPCやタブレット・スマートフォンと接続してアプリケーション上で設定します。
接続には内装バッテリー充電器SM-BCR2もしくは外装用インターフェイスSM-PCE1、または無線の場合はワイヤレスユニットが必要になります。
必要なアプリケーションは E-TUBE PROJECT
DI2のファームウェアの更新や設定、カスタマイズを行えます。
ソフトのダウンロードは以下で
シマノE-TUBE PROJECT本家
http://e-tubeproject.shimano.com/guide/?lang=ja
まずつないだシステムが確認されます。
ファームウェアのバージョンアップ通知があるのでバージョンアップします。
更新が終わったら、これを完了して、カスタマイズ画面にいきます。
更新は無視しても次に進めます。
1. メインメニュー画面の[カスタマイズ]をクリックします。
2. カスタマイズメニュー画面には、[ディスプレイの設定]、[スイッチ設定]、[フロントディレイラーアジャスト設定]、[リアディレイラーアジャスト設定]、[多段変速設定]があります。
[スイッチ設定]をクリックします。
↑がデフォルト画面。
繋いでるメカによってこの画面は変わります。
今回はロード用STIレバー。
まずは左レバーから。
図のグリーンのスイッチYをリアのシフトダウンにして、奥のXスイッチはフロントシフトダウンに割り当てます。
シンクロ基本なので、左右ともに手前Yスイッチのみメインで、フロントはふだんは使わず、強制落としの時のみです。
なお用語の確認しておきます。
シフトアップ:重いギヤへ
シフトダウン:軽いギヤへ
右レバーはフロント・リア共にシフトアップにします。
手前Yレバーがリア・シフトアップです。
左右ともに設定したら、下の設定を押して完了しないと、反映されないです。
なお、「デフォルト設定に戻す」ボタンがあるので、簡単に戻せます。
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