「修善寺のサイクルスポーツセンターの自転車教習は2回行き、なんとか習得したものの、その後自分で自転車を購入して都内を乗ってみようと試みるも、公道を走るのが怖くてどうにもうまく乗りこなせず、、恐怖心が上回ってしまいダメでした。
なんともビックリするほどバランスが取ることができず、とても練習どころではなく、進行方向を変えることもできずにそのまま向かいの家の壁に激突してしまいました。
再度挑戦するもやはり進行方向を変えることができず、乗れなくなっている?!
夜中だったのでそのお家の犬にも吠えられて、練習どころではなくなってしまいまして、大変、打ちひしがれているところであります。
スノーボードは上級レベルですし、自転車教室では習得も早い方でしたので、このままでは絶対に嫌なので、今回確実に日常生活で使えるレベルまでに上達したい!との思いから、ZENの自転車教室に参加を希望させていただいた次第です。」
ご愛用の自転車を聞いてみました。
「当方先日購入した自転車は、ドッペルギャンガーのG20という小径車で、サドルとハンドルの高さが同じくらいの、いわゆるママチャリやシティサイクルよりも前傾姿勢になるものです。 一度乗ってみたら極度に緊張していたのもありますが、びっくりするほど手首に力がかかってしまっていて操作どころでは無くなってパニックになっての壁への激突でした。」
今回はMyBikeとの乗車姿勢の違いとバランスを取るのにまだ上半身に依存していることが原因なようですね。
自転車の乗車姿勢は、同一ライダーでも車種によって違います。

ハンドル位置は、写真左のママチャリでは近く高く、右のスポーツ車では遠く低くなってます。
それによって、肩・手・腰の3点を結んだ三角形のカタチが変わってきます。
それぞれ、短距離・短時間・低速と長距離・長時間・高速に合った姿勢。
今回は事前にドッペルギャンガーG20とほぼ同じハンドルの遠さになるようにハンドルステムのサイズを交換しておきました。
当日の自転車教室では2台の自転車を用意して、交互に乗ってもらいました。
ママチャリでレベルが上のことを習得してもらい、続いてスポーツ車で同じコトを。
最初はコワゴワでしたけれど、だんだん乗れるようになりました。
(ふたつ上の乗車姿勢の写真)
スポーツ車だと重心が前に移動するので、ビギナーにありがちなハンドルに力が入りすぎていると不安定で怖いのです。
脱力してもらうのって難しいのですが、ZENの自転車教室ではレベル4段階のプログラムに取り入れてあるので、だんだんハンドルの力が抜けてきます。その副産物で片手放しができるようになります。
「私は以前修善寺で、立ち漕ぎを自力でやろうとしてうまく行かず、片手離しも恐る恐る離してみたら見事に転倒した辛い経験が・・・、どちらもできるところまで上達したいです!」という要望のSさま。
だんだん片手放しができてきて、上半身もリラックスしてきました。
こうなれば、スポーツ車での前傾ポジションでも乗れるようになります。
そして二回目のステージ2では最初からずっとスポーツ車での練習ができました。
実は立ち漕ぎもハンドルに過剰な力が掛かってると難しいです。
それを克服して初めて前足ペダルに全体重を乗せて踏めるようになってくるのです。
狭い登りでもしっかりペダルに立ててるSさま
「 さて、帰宅して翌深夜ですが、ドッペルギャンガーで初めて世田谷の街を30分くらいあてもなくグルグル走ってみましたよ!
また、操作できなかったらどうしようという不安もかなりありましたが今回は大丈夫でした!よかった!
夜中で人や車がほとんどいない中ではありますが街を走れたということが本当に感動です!
20インチなのでやはり教室の自転車と比べて安定性が劣る感じがしてふらつきやすくて怖かったですが、隣を車が走っても左端の狭い歩道の白線のあたりで並走することができましたし、車止めがあり幅がとても細くかつ盛り上がっている踏切も突破することができました。」
Sさま、よかったですね。努力の賜物です!
これからも自転車生活を楽しんでくださいね~。
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